美術館に行くようになって知ったこと
どうも、ななめです。大学生になって人生で初めて美術館に行く機会がありました。
それから何度も美術館に行くようになったのですが、正直美術のことは一ミリもわかりません。
それでも何度も足を運ぶのは”なんとなく好きな絵”に出会えるからなのかなと思いました。
最初に行ったのはミュシャ展
ミュシャの絵はとりあえずでかくて何にも知らない僕でもすげーーって思えるところがよかったと思いました。
絵を見て感動できてなかったらその一回でもう足を運ばなくなったんじゃないかな。そこから、自分がどんなところに惹かれているのか考えながら回っていると、ある事に気が付きました。
なんとなく吸い込まれる感覚のする絵が好きなんだっってことです。
この吸い込まれる感覚っていうのが難しいんですけど、絵の中の登場人物にされる感覚何ですかね。
絵を見ているんじゃなくて描かれている情景が目の前にあってそれを見ているような気になるんです。
これに近い感覚って言うと、小説を読んで没頭している感覚だと思います。お話を読んでいるような恍惚感を絵から感じるんです。(ちなみにミュシャは大衆用の絵もかいてるんですけど、そっちはオタクにバカ受けって感じです。僕も大好きです。)
最近になって時時間に余裕ができているのでまた美術館に行ってきました。
上野でやっているプラド展と乃木坂でやっているビュールレ・コレクションです。
感想としてはプラド展の方が好きな絵が多かったです。
風景画とかが結構好きなんですけど、それに加えて静物画の生々しさがなかなかよかったです。
風景画のいいところは観光地を美化しているものを見ている気分になれることです。
僕がいい景色を見るより画家がいい景色を見る方がきれいに見ているはずなんです。そのよりきれいな風景を見せてもらう。
まあイメージの話なんですけど。静物画のいい点はストーリーを感じられないのに人の生活感だけが残っていて、目の前にそれを見せつけられる。しかし対象物以外は何もない空間に自分が取り残される。
その生活感と虚無感ってのギャップが面白い。
逆に個人の人物画はあんまり好きになれないです。例えば肖像画とか。どんなに美しい人がいてもそれ以上のめり込めないです。
こうやってまとめてみて好きな絵と嫌いな絵が分かれているのがとても面白いと思いました。知識なんかなくたって、美術は楽しめます。
僕が正しいとかじゃなくって、ぜひ美術館に行って絵が好きか嫌いかだけで身勝手に楽しんでほしいなと思うわけです。
美術知らないけど美術館好きって人が増えてくれると僕の肩身が狭くなくなっていい感じです。
僕の好きなミュシャ
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