「りゅうおうのおしごと!」七巻感想 あの熱意と謙虚さと貪欲さを持つおっさんになりたい(ネタばれ有)

最高に面白い最新刊だった

どうもななめです。今回は最近アニメも始まった「りゅうおうのおしごと!」の七巻の感想について書いていきます。なんといっても書いているのはつい十分前に読み終わった本の内容なのですが、興奮して今一気に書き上げています。

 

前の巻である六巻では主人公である九頭竜八一竜王がスランプに陥ります。竜王戦のタイトルをかけた大一番で相手は最強の棋士である名人でタイトルを守り切るのは難しい状況に陥りますそれを打開し見事名人を相手に勝利しタイトルを守り切ります。

同じ時期に空銀子も奨励会三段をかけて九頭竜八一に近い才能を持つ棋士、椚創多と戦い見事三段昇格を果たすものの銀子が追いかける八一との才能の差に打ちのめされるという将棋界の厳しさを感じさせるお話でした。

 

今回の中心人物は八一の師匠、清滝鋼介九段!

「りゅうおうのおしごと!」では毎回テーマとそれを代表する人物がいるように感じられます。今回の巻でのテーマは老いでそれを代表する人物が清滝一門の師匠、清滝鋼介九段なのです。

 

作者はどうしてこんなに人物の描写が凄いのでしょうか。師匠としての苦悩、ベテランとしてのプライド、迫ってくる老いへの焦燥。そういった人の苦悩が種火となり、そして将棋への熱い炎として燃え上っていく様に飲み込まれていきあっという間に読み切ってしまいました。

 

清滝九段は八一の竜王戦タイトルの防衛を見て焦りと憤りを感じます。それは名人を目指していたにも関わらずA級(将棋のランク分けで一番上)にいた、名人に挑戦したということだけに満足していたことに対してでした。

 

同年代のライバルたちが老いや衰えが見え始めてきて、コンピューター将棋を武器に駆け上がってくる若い世代に対しての恐れを抱きます。それでもプライドが邪魔をして素直に若い世代に教えを乞うことができず、いままで目をかけてきた奨励会員にまで説教を受ける始末。

 

しかし、そこで清滝九段に火が付き、一気に将棋に対する熱意、名人への渇望、勝利への貪欲さを取り戻していきます。

 

若々しいにもほどがある(誉め言葉)

五十代清滝九段は見た目から変えてきます。フード付きのネルシャツにダボダボなカーゴパンツ。イケイケなサングラスを髪にひっかけてまさにヒップホップの人に。

 

すげーっすよこれは。「りゅうおうのおしごと!」ではよく見かけますがシリアスとギャグの乱高下が激しくて楽しいんですよね。今回もその持ち味は存分に発揮されていると思います。

 

若い棋士たちにご飯をおごりながら家にWi-Fiを設置し、最新の将棋ソフトをガンガン動かせるPCを用意し準備万端。言葉の通り、「若い力」を得ていきます。

 

本当に思いますが、若々しいおじさんってどうやってあの活力を得ているんでしょうね。自分なんかこの年で枯れ気味ですよ……。本当に見習いたい。

 

まとめ

きっと周りにはたくさんの老人がいます。老害なんて言葉が流行ったりしていますし。それでもその人たちはなりたくてそうなったわけではないと思うのです。清滝九段のようにそれを改められる人というのはとても凄いことだと思います。自分は大学生ですがこの年でもう年下にはそういうことをしてしまうときがあるなとも思いますから。

 

こういったかっこいい年の取り方をできたらうれしいと思うと同時に今からでも改めていきたいと思うななめでした。

 

 

 

スポンサーリンク
レクタングル大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
レクタングル大